2020/08/20

記事のタイトルの次に目に入る導入文。導入文をどう書くかによって、その記事に興味を持ってもらえるかどうかが決まる、と言っても過言ではありません。
導入文を上手く書くことができれば、読者が記事を最後まで読んでくれる可能性が上がりますし、商品を販売している人は成約率が高まりますよ。
では、どんな導入文を書けば読者に興味をもってもらえるのでしょうか?この記事では導入文の書き方を解説していきます。
- 「導入文の書き方が分からない」
- 「もっとうまい導入文を書きたい」
- 「導入文で離脱者が多いので改善したい」 という人は、ぜひ参考にしてください。
僕がウェブライターとして記事を執筆する際に、実際に使っている書き方です。すぐに使える導入文の型も紹介しますので、あなたもすぐに良い導入文を書くことができますよ!
(トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/gySMaocSdqs)
もくじ
導入文の役割
導入文は記事タイトルの次に読者が目にする文章です。読者の中には「大して興味はなかったけど、なんとなくクリックして記事を開いた」という人もいます。
導入文には大して興味を持っていない人に対しても、記事に興味を持たせるようにする役割があります。
そのため、以下のような文章が効果的です。
- 記事に書いてあることが読者にとって「自分事である」と感じる
- 読んだら得するかもと思う
- 読まないと損するかもと思う
自分事であり、なおかつ、読むと得をすると感じれば、読者は記事を読み進めてくれますよ。
読者を惹きつけ、自分事だと思ってもらえる導入文には共通した特徴があります。次章では、惹きつけられる導入文の特徴を3つ紹介していくので、参考にしてください。
読者を惹きつける導入文の特徴3つ!
読者を惹きつける導入文には共通して3つの特徴があります。順番に解説しますね。
①共感してもらえる
導入文の中に読者の気持ちに共感する言葉があると、読者は自分のことを「理解してくれている」と感じます。
人はみんな自分のことを理解してくれている人に対しては、自然と信頼を感じます。信頼している相手の話は素直に聞こうとするので、導入文で読者に共感すると記事も自然と読み進めてくれるんです。
②悩みが解決しそう
導入文を読んだ時に読者に自分が抱えている問題が「解決しそうだ」と感じさせることも重要です。
あなたがインターネットで検索する時のことを考えてほしいのですが、ネットで検索をする時には何かしらの悩みを解決したいと持っているものです。
たとえば、この記事にたどり着いたあなたは「導入文の書き方がよく分からない」という悩みを持っているはずです。
そして、導入文を読んで「記事を読んだら導入文の書き方が分かりそうだ!」と思ったから、読み進めてくれているのだと思います。
このように、導入文で抱えている悩みが解決しそうだと読者に感じさせることが大切です。
③信用できそうだと感じる
記事に書かれている内容が、真実だと信用してもらうことも大切です。記事に自分の悩みの解決策がかかれている事が分かっても、それが信用できそうだと思えなかったら、記事を読もうとは思いませんよね。
たとえば、「明日中に恋人ができる方法」とか「たった1分で100万円稼ぐ方法」というような内容は、「胡散臭いな」と思うはずです。
この記事の導入文では「ウェブライターである僕が実際に使っている」と明記しているので、信憑性が高まっています。情報の確かさを示す内容を導入文に盛り込むようにしましょう。
次章からは、導入文の具体的な書き方のポイントを紹介していきます。ここまで紹介した惹きつける導入文の特徴を、盛り込んでいくための書き方を消化しているので、参考にしてください。
これだけ抑えればOK!導入文の書き方ポイント
導入文の書き方ポイントは全部で4つあります。次章以降でそれぞれ解説していくので、ここではどんなポイントがあるのか、ざっくり確認してもらえれば大丈夫です。
- 記事の内容を伝える
- 記事の想定読者を伝える
- 読むと何が得られるのかを伝える
- 読者の気持ちに寄り添い共感する
もし、余裕のある人は、詳しい解説を読む前に「どんな内容なのか?」を想像してみてください。自分で考えてみることで視野が広がります。
自分で考えて試行錯誤してみることは、文章を書く訓練にもなりますよ。
導入文の書き方ポイント①記事の内容
導入文を読んでいる読者は、「自分の求めている情報が記事に書かれているのか」を品定めします。そのため、記事に書いていある内容を簡潔に書くことが大切です。
この記事の導入文では、「導入文の書き方を紹介します」という形で、記事の内容を伝えています。
記事に書いてある内容を事前に明記しておかないと、「この記事には知りたい情報がない」と判断されて記事を読んでもらえなくなってしまいますよ。
記事の内容が多い場合は、箇条書きでまとめて書いてあげると伝わりやすくなるのでおすすめです。
導入文の書き方ポイント②想定読者
記事の内容を伝えることと繋がってきますが、記事が想定している読者が誰なのかを伝えることも大切です。
たとえば、この記事は「導入文の書き方が分からない」「もっとうまい導入文を書きたい」「導入文で離脱者が多いので改善したい」という人に向けて書いています。
導入文で想定している読者を明記すると、「私のことだ!」「僕にピッタリの記事だ!」と思ってもらえますよ。
記事の内容だけでも想定している読者は伝わるのですが、想定している読者をしっかり伝えるほうが良いです。なぜかというと、想定している読者を伝えたほうが読者が「自分事」として記事の内容を読んでくれるからです。
読者がより熱心に記事を読んでくれやすくなりますよ。
導入文の書き方ポイント③何が得られるのか
記事を読んだら、何が得られるのかを明記することも重要です。たとえば、この記事の導入文では「すぐに使える導入文の型」を知ることができると書いています。
記事では導入文の書き方をメインに書いていますが、「導入文の書き方を知っても、自分で使えるか不安…」という人もいるはずです。
そういった人に向けて、「すぐに使える型を紹介するので大丈夫ですよ。」と伝えると、自分で書けるかどうか不安な人も安心して読み進めてくれるのです。
また、「読者が最後まで読んでくれる」といった具合に、「導入文が上手く書けたらどうなるのか?」についても触れています。記事に書いてある情報を知ることのメリットを提示してあげると、読者の関心が高まるので覚えておきましょう。
導入文の書き方ポイント④共感
読者に共感を示すと、親近感を持ってもらえるので記事を読んでもらいやすくなります。
この記事の導入文では、「導入文の書き方が分からない」といったように、想定している読者の紹介の際に読者の心情を言葉で表現しています。
心情をそのまま言葉で表現することで、読者の気持ちに寄り添って共感を示しているのです。これがもし、「導入文は大して大事じゃない」とか「導入文なんて簡単に書けるだろ」なんて書かれていたら、読む気が起きませんよね。
導入文でしっかり読者に共感し、読者が安心して記事を読み進められるようにしてあげてください。次章からは、すぐに使える導入文の型を3つ紹介していきます。型に当てはめれば誰でも簡単に導入文が書けますよ。
今すぐ使える!導入文の型3つを紹介
導入文には決まった型があり、インターネット上にある記事の導入文もほぼすべてがこの型によって書かれています。
導入文の代表的な型は以下の3つです。
- 問いかける
- 説明する
- 読者の悩みを書く
次章以降で、それぞれを詳しく解説していきますね。この記事の導入文で型を使うとどうなるのか、例文を挙げながら解説します。
知らないとマズいかもと思わせる書き方!導入文の型①問いかける
一番オーソドックスな導入文の型が、読者に問いかける型です。この記事の導入文を問いかける型で書くと以下のようになります。
「導入文の正しい書き方は知っていますか?導入文の正しい書き方をしていないと~~」と言った感じです。「知っていますか?」と問いかけた後に、知らないことで起こってしまうリスクを付け加えるのが鉄板です。
こうすると、「知らないとヤバい!」と読者は思うので、記事の内容に対する関心が上がります。特に、知っておかないと大きなリスクが伴うような内容を書く場合に、有効な型です。
知りたいことをすぐ伝える書き方!導入文の型②説明する
まず最初に、説明から入る型もあります。この記事の導入文もこの型で書かれています。この記事の導入文は以下の通りです。
「記事のタイトルの次に目に入る導入文。導入文をどう書くかによって、その記事に興味を持ってもらえるかどうかが決まる、と言っても過言ではありません。」
導入文がどういうものなのか、どれだけ大事なのかを説明しています。導入文が大事だと読者に伝われば、「導入文を上手く書けるようになりたい」と思ってもらえるので、記事に関心が向くわけです。
難しい用語を含む解説をする記事の場合などに特に有効です。
共感してもらえたと思わせる書き方!導入文の型③読者の悩みを書く
読者の悩みを書いて、その解決策を提示する型です。この記事の導入文では想定している読者の紹介の部分で少しこの型を使っています。抜粋すると以下の通りです。
『「導入文の書き方が分からない」「もっとうまい導入文を書きたい」「導入文で離脱者が多いので改善したい」という人は、ぜひ参考にしてください。』
かっこ書きの部分が読者の悩みです。この型だけを使う場合は、読者の悩みの後に「解決策を記事で説明します!」と書き、読者の興味を惹きます。この記事であれば、「導入文の書き型を紹介します」といった具合です。
一番最初に読者の悩みを書くことで、読者を一気に惹きつけられる型です。どんな内容の文章でも使えるので、ぜひ使ってみてください。
導入文の書き方 まとめ
導入文の書き方について紹介してきました。ここでもう一度、記事の内容をまとめます。
読者を惹きつける導入文の特徴は以下の3つです。
- 共感してもらえる
- 悩みが解決しそうだと思える
- 信頼できそうだと思える
この3つを満たすような導入文を書くと、読者が記事に興味を持って読み進めてくれますよ。読者を惹きつける導入文を書く際には、以下の4つのポイントを押さえるようにしてください。
- 記事の内容を伝える
- 記事の想定読者を伝える
- 読むと何が得られるのかを伝える
- 読者の気持ちに寄り添い共感する
この4つのポイントを押さえて導入文を書くだけで、読者を惹きつける導入文が書けますよ。「どうやって導入文を構成したらいいのか分からない」と言う場合は、下記の3つの型を参考にしましょう。
- 問いかける
- 説明する
- 読者の悩みを書く
記事中では、それぞれの型を具体例を出しながら解説したので、参考にしてみてください。